アスエネ株式会社は、三井住友銀行のGHG排出量見える化クラウドサービス「Sustana」事業を取得し、自社の「ASUENE」事業との統合に向けた最終契約を締結したことを発表しました。同時に、三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)を引受先とした第三者割当増資および株式譲渡取引を実施し、戦略的資本・業務提携を強化します。
気候変動対策がグローバルで加速し、企業はサプライチェーン全体のCO2排出量の可視化と削減が求められています。アスエネは2021年8月からCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供し、国内No.1の導入実績を持っています。一方、三井住友銀行は2022年に脱炭素事業として立ち上げた「Sustana」サービスを東証プライム上場企業を中心に提供してきました。
今回の統合は、「見える化」に強みを持つアスエネと、「グローバルな脱炭素金融支援」に強みを持つSMBCグループが、それぞれの強みを融合して企業の高度化し続ける脱炭素ニーズに応えるために実現したものです。
本統合を通じて、アスエネはSMBCグループとの業務提携を強化します。 提携により推進する内容として、CO2見える化サービス「ASUENE」の圧倒的No.1の地位確立、 アジア・アメリカなどグローバル連携の強化、両社による新たな共創の実行の3点を想定しています。
アスエネのCO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、シリーズC資金調達時と比較して、ARRベースで+95%の成長を続け、顧客導入社数で国内No.1の10,000社を突破しています。また、ESG評価クラウド「ASUENE ESG」は被評価企業数が約15,000社を超え、「Carbon EX」のプラットフォーム登録社数も国内トップの1,500社以上となっています。

三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 グループチーフ・サステナビリティ・オフィサー、三井住友銀行 執行役員 社会的価値創造本部長の髙梨雅之氏は「今回、『Sustana』事業の承継・統合と三井住友フィナンシャルグループからの出資を行い、見える化に留まらない幅広い脱炭素ソリューションの共創を強化し、国内外における企業の脱炭素化を通じた企業価値向上を後押しすることで、脱炭素社会への変革を加速してまいります」とコメントしています。
アスエネ株式会社 Founder 代表取締役CEO兼COOの西和田浩平氏は「今回の提携強化により、両社の連携は一層深まり、SMBCの『Sustana』をご利用のお客さまに対して、より高品質なサービスを提供してまいります。その実現に向け、当社のコンサルティングおよびカスタマーサクセス体制も大幅に強化してまいります」と述べています。
今回の取り組みにより、アスエネは脱炭素・ESG領域において日本・アジアを代表する地位を確固たるものにし、クライメートテック企業としてグローバルNo.1を目指す方針です。