アスエネ株式会社は、台湾の総合商社・進昌貿易股份有限公司およびエネルギー・設備管理事業を展開するInSynergerと業務提携契約の覚書を締結しました。本提携により、3社は台湾市場における企業の脱炭素経営やESG対応を支援します。
台湾では2026年から環境規制が強化される見込みです。年間1万トン以上のCO2を排出する事業者や資本金100億台湾ドル以上の上場企業に対する報告義務が導入され、2028年までに順次、全上場企業へと対象が拡大される予定です。また2027年までに、全上場企業に対してESG情報の報告も義務化される見通しです。
このような規制強化の流れから、台湾市場では脱炭素経営やESG対応への需要が急速に高まってきました。今回の提携では、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスとInSynergerのエネルギー管理や省エネに関する専門知識を組み合わせ、企業に対してワンストップのソリューションを提供します。
具体的には、工場での省エネやエネルギー効率化の施策から、CO2排出量の見える化・削減・報告までを一括して実施することが可能となります。さらに、進昌貿易の台湾市場における大規模なネットワークを活用し、環境課題を抱える企業への展開を進めていきます。
本提携により、3社は台湾企業の脱炭素経営やESG対応を包括的に支援し、台湾の持続可能な社会の実現に向けて貢献していく方針です。