アスソラ、再生可能エネルギー事業拡大へ6.3億円の資金調達

・アスソラが6.3億円の第三者割当増資を実施
・資金は新規太陽光発電所と蓄電池事業に活用
・再エネ事業の開発推進と人材採用を加速

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アスソラ、再生可能エネルギー事業拡大へ6.3億円の資金調達

株式会社アスソラは、株式会社環境エネルギー投資をリード投資家とする第三者割当増資により6.3億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、同社の外部調達累計額は7億円に達しています。

今回調達した資金は、新規の太陽光発電所や系統用蓄電池事業の開発・事業化に活用されます。また、事業拡大に向けた人材採用も加速させる計画です。

アスソラは2022年に設立され、「再生可能エネルギーをフル活用する」をミッションに掲げ、コーポレートPPAによる再エネ電力供給に取り組んでいます。2025年1月には初の案件として、複数の高圧太陽光発電所の運転を開始し、NTTドコモの東北各地の拠点へ再エネ電力を供給しています。

リード投資家の環境エネルギーは、アスソラの専門性と実行力を高く評価。今回新たな引受先となった三菱UFJキャピタルは経済性を担保しながら脱炭素を実現する難題に挑むスタートアップだと評し、継続して投資を行っているANRIもさらなる成長に期待を示しています。

今回の資金調達により、高圧・特別高圧クラスの新規太陽光発電所の開発を進めるほか、発電量が変動する再エネの受け入れ余地を広げる系統用蓄電池事業にも注力していく考えです。また、プロジェクトファイナンスの組成や施工・運転管理、さらなる再エネ事業開発の推進に向けて、体制を強化していきます。

再生可能エネルギーの導入拡大が求められる中、アスソラは電力需要家と共に新たな再エネ発電所を作る「追加性」のある事業を展開しています。同社は今後、営農型太陽光にも積極的に取り組み、農業や地域の活性化にも貢献していく方針です。

《編集部》

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