花王株式会社は、2025年5月より、花王インドネシア(PT Kao Indonesia)のカラワン工場において、花王グループ最大規模となる5.004MWの自家消費型太陽光発電設備の運用を開始しました。
花王インドネシアでは、インドネシア国内向けの衣料用洗剤やベビー用紙おむつなど、日用品を中心に製造・販売しています。今回の太陽光発電設備は西ジャワ州 カラワン工業団地のカラワン工場内に位置するベビー用紙おむつ生産設備の建屋に設置されました。
同工業団地内では、2024年5月から年間1.530MWの自家消費型太陽光発電設備も稼働しており、両設備合わせて年間7,791トンのCO2削減を見込んでいます。今回導入された設備、オンサイトのコーポレートPPA(電力購入契約)方式を採用しており、追加性を持つため、社会全体の再生可能エネルギーの拡大にも貢献します。
花王は2040年までにカーボンゼロ、2050年までにカーボンネガティブの目標を掲げ、脱炭素社会の実現をめざしています。購入電力については、2023年に日本国内で100%再生可能エネルギー化を達成しました。使用電力についても2030年までに再生可能エネルギー比率100%を目指しており、2024年の実績は69.4%です。
花王グループは、2019年に策定したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」において、2030年までに少なくとも10億人がよりこころ豊かな暮らしを送り、100%の製品が全ライフスタイルにおいて科学的に地球が許容できる範囲内の環境フットプリントとなることを目指しています。今回グループ最大規模となる太陽光発電設備を稼働したことで、目標達成に向けてさらに前進したといえるでしょう。