Amazon、国内の再エネ投資を4件拡大 1年で発電設備容量2倍以上に

・Amazonが日本で4件の大規模太陽光発電所への新規投資を発表
・日本国内の再生可能エネルギー発電設備容量が1年で2倍以上に拡大
・2024年までに211MWの発電容量を達成する見込み

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Amazon、国内の再エネ投資を4件拡大 1年で発電設備容量2倍以上に

Amazonは、日本国内における4件の大規模太陽光発電所への投資を発表しました。同社の日本国内における再生可能エネルギーの発電設備容量は、2023年の101MWから2024年には211MWへと、1年間で2倍以上に拡大する見込みです。

今回、新規投資の対象となった4件のプロジェクトは、福島県の35MW太陽光発電所、北海道の10MW太陽光発電所2件、山口県の10MW太陽光発電所です。Amazonが日本国内で投資する再生可能エネルギープロジェクトは、大規模太陽光・風力発電所9件と屋根設置型太陽光発電プロジェクト16件の計25件となります。

Amazonの投資は、2040年までにネット・ゼロ・カーボンを達成する誓約「The Climate Pledge」に基づくものです。25件のプロジェクトが稼働すると、年間320,000 MWh以上の電力を生成する見込みで、これは日本の一般家庭約76,000世帯の年間消費電力量に相当します。

Amazonは世界最大の再生可能エネルギー購入企業であり、日本国内においても最大の購入企業です。同社は、単体および分散型の大規模太陽光発電所、さらには屋根設置の太陽光発電など、様々な方法で再生可能エネルギーの調達を進めています。

アマゾンジャパン社長 ジャスパー・チャン氏は、「政府、発電事業者、そして他の企業とも協力し、日本の脱炭素化を加速させ、国内での再生可能エネルギーのさらなる拡大を推進していきます」とコメントしています。

日本気候リーダーズ・パートナーシップ事務局長 松尾雄介氏は、「Amazonが引き続き日本における再生可能エネルギー社会の実現に向けて、産業界を導くリーダーシップを発揮することを期待しています」と述べています。

これらの投資は、日本の再生可能エネルギー拡大に貢献するだけでなく、地域社会に新たなカーボンフリーエネルギー源をもたらし、雇用創出や地元企業の支援、地方税収の増加にも寄与します。今後も、再生可能エネルギーのさらなる拡大を推進していくことが期待されます。

《編集部》

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