ルイ・ヴィトン、持続可能な開発の進捗レポートを発表

・環境・社会影響レポートを発表
・再生可能なラグジュアリーブランドへ
・持続可能な開発ロードマップの進捗を報告

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ルイ・ヴィトン、持続可能な開発の進捗レポートを発表

ルイ・ヴィトンは、2023年の環境および社会的影響に関するレポートを発表し、持続可能な開発基準に基づくロードマップ「ルイ・ヴィトンの終わらぬ旅」の進捗状況を明らかにしました。レポートには、初の再生可能なラグジュアリーブランドを目指す同社の志が示されています。

環境面では、ルイ・ヴィトン製品の品質を支える天然資源の保護に取り組んでいます。同社は、原材料の認証から脱炭素エネルギーへの移行に至るまで、具体的な目標を設定。2025年までに製造および物流における再生可能エネルギー使用率100%を目指し、現在86%となっていることなど、数値化して様々な取り組みの進捗を公開しています。

社会的責任においては、メゾンで働く人々の受け入れ、充実、育成を重視。社会にポジティブな影響を与える活動を展開しています。特に「LOUIS VUITTON for UNICEF」のパートナーシップを通じて、地域社会への貢献に注力しています。

ルイ・ヴィトンは、サステナビリティをビジネスのビジョンの中心に据え、「LIFE360プログラム」に沿った持続可能な開発ロードマップを展開しています。このロードマップは、6つの柱を通じて天然資源の保護と社会への積極的な影響を目指すものです。6つの柱としては、外部調達における責任、気候変動への取り組み、循環による想像力への取り組み、ダイバーシティとインクルージョンへの取り組み、地域社会への貢献、サヴォアフェール(匠の技)の発展が、挙げられています。

1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは革新とスタイルを組み合わせた製品を提供し続けており、製品を通じて創業者の精神を忠実に受け継いでいます。大胆さを武器に、建築家、アーティスト、デザイナーと共に、ファッションの多様な分野を開拓してきました。ルイ・ヴィトンは、サステナビリティへの取り組みを通じて、ラグジュアリーブランドの新たな地平を切り開いていくことになります。なお、本レポートは、公式サイトのサステナビリティに関するページからダウンロードすることが可能です。

《編集部》