JR東日本、東北電力、三菱HCキャピタルエナジー、久保田本店の4社は、2025年4月23日にオフサイト型コーポレートPPAサービスに関する契約を締結しました。このサービスを活用して、2025年5月から東北新幹線の運転用電力の一部に再生可能エネルギー由来の電力を順次導入します。
本サービスによる鉄道向けの再生可能エネルギー由来の電力供給は、東北エリアで最大規模です。三菱HCキャピタルエナジーが出資する宮床メガソーラー発電合同会社と久保田本店の太陽光発電所で発電した再エネ電力を、東北電力が一般送配電事業者の送配電ネットワークを経由して東北新幹線の運転用変電所に供給します。


本取り組みにより、東北新幹線(郡山~新青森間)の運行に必要な電力の約9%にあたる年間約4,700万khwが再エネ電力となり、運行に伴い排出されるCO2の約9%にあたある約19,100tを削減できる見込みです。これはJR東日本エリアにおける新幹線全体の運行に必要な電力の約4%、排出されるCO2の約4%に相当します。
JR東日本は環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を策定しており、2050年度のCO2排出量「実質ゼロ」達成に向けて、再エネと原子力の最大限の活用や火力の脱炭素化などを推進しています。
三菱HCキャピタルエナジーは太陽光を中心とした再生可能エネルギー発電所の開発や管理、運用を手掛けており、2025年3月時点で675MWの持分容量を保有しています。久保田本店も再生可能エネルギー事業への投資開発を積極的に進めています。
4社は再生可能エネルギーを有効活用し、カーボンニュートラル社会実現に貢献していく方針です。