バリューチェーン全体でのGHG排出量削減を推進する環境省のモデル事業、参加企業を公募

・環境省事業としてバリューチェーン全体でのGHG排出量削減を支援するモデル事業の参加企業を公募
・個社による取引先企業へのエンゲージメントと業界共通ルール策定の2パターンで支援を実施
・5月13日から6月16日まで応募受付、5月19日にはウェビナーを開催予定

企業動向 ガバナンス
バリューチェーン全体でのGHG排出量削減を推進する環境省のモデル事業、参加企業を公募
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株式会社エスプールブルードットグリーンは、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)と共同で、バリューチェーン(VC)全体でのGHG排出量削減を実現するためのモデル事業に参加する企業の公募を2025年5月13日より開始しました。環境省が実施する「令和7年度バリューチェーン全体での脱炭素化支援事業委託業務」をデロイト トーマツが受託しており、本事業はその一環として行われるものです。

政府の「地球温暖化対策計画」では、気候変動対策を経営課題として捉え、事業の脱炭素化を図る「脱炭素経営」の促進が重視されています。特に企業が自社の排出量(Scope1,2)だけでなく、バリューチェーン上の企業の排出量(Scope3)の削減に取り組むことが不可欠とされています。

本モデル事業では、2つのパターンで参加企業を募集します。1つ目は「個社による構成企業(取引先企業)に対して行うエンゲージメントの取組」で、事務局は、個社による取引先企業の意識醸成や排出量算定支援、削減計画策定などのエンゲージメント活動を支援します。

2つ目は「業界団体等による業界共通のScope3算定・1次データ取得のルールやエンゲージメント方針のガイドライン策定に向けた取組」です。業界内の目標設定や共通ルールの検討、業界団体に所属する検討グループ以外の企業や検討グループ内企業の取引先に対して行うルールに関するヒアリングおよび実証を支援します。なお、再エネ共同調達、CFPの算定と表示ルール検討は環境省の別事業で実施するため、本件の対象になりません。

応募期間は2025年5月13日から6月16日17時までです。また、本モデル事業の概要説明ウェビナーが、5月19日15時から16時にオンラインで開催されます。ウェビナーではエンゲージメントの意義や事業概要の説明に加え、過年度の採択事業者も登壇する予定です。

本事業の目的は、バリューチェーン全体での排出量削減を促進するための個社による取引先の意識醸成、対策検討、データ連携などを支援し、モデル事例を創出することです。また、業界内のデータ連携促進や後発企業支援として、Scope3算定・1次データ取得についての共通ルールやガイドラインの策定もサポートしていきます。

公募や事業全般に関する問い合わせは、バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業事務局(デロイト トーマツ、ブルードットグリーン、SuMPO)までメール( R7vc_support@bluedotgreen.co.jp )で連絡できます。

《編集部》

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