日本GXグループ、環境情報プラットフォーム「GXリサーチ」をアップデート 新指標に対応

- 日本GXグループが環境情報ポータル「GXリサーチ」を全面刷新、デザイン改善と機能強化を実施
- 環境スコアリングアルゴリズムを改良し、生物多様性保全やTNFD対応など新評価項目を追加
- 企業個別ページに潜在的財務コストや気候変動リスク・機会など詳細情報を大幅に拡充

企業動向 ガバナンス
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日本GXグループ株式会社は、企業の環境貢献度やサステナビリティ情報を業界横断で表示するポータルサイト「GXリサーチ」において、大幅なアップデートを実施しました。

同サイトは2023年12月に開設され、企業ごとの環境対応状況を「環境スコア」として可視化し、業界横断で比較できる場を提供しています。現在はプライム市場上場企業を中心に500社以上の環境データを収集・掲載。投資家や企業関係者、一般ユーザーに幅広く活用されています。

今回のアップデートでは、サイトデザインを全面刷新したほか、環境スコアリングアルゴリズムの改善、新規評価項目の追加、および企業個別ページの情報拡充といった大規模な改良が行われています。これにより、同サイトはより見やすく信頼性の高い環境情報プラットフォームへと進化しました。

サイトデザインは従来の黒を基調としたものから、明るく直感的なユーザーフレンドリーなデザインへと一新。文字やグラフの視認性を高め、ナビゲーション性を向上させることで、初めての利用者も必要な情報に迷わずアクセスできるようになりました。

環境スコアリングアルゴリズムについても大幅な改良が施されています。新たに環境省が推進する生物多様性保全イニシアチブ「30by30アライアンス」への加盟状況や、国際的フレームワークであるTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に沿った情報開示の有無を評価項目に追加しました。

また、これまで総量ベースで評価していたScope3(サプライチェーンの排出量)について、カテゴリ別の排出量開示状況および削減実績も評価対象に追加。新指標導入に伴い、従来の配点バランスも見直され、より包括的かつ公平な評価が可能になりました。

企業個別ページの情報も大幅に拡充されました。新たに「潜在的財務コストの試算」として、環境関連リスクが将来的に企業にもたらしうる潜在的な財務コストの概算値を表示。また、各企業が実施している具体的な環境活動の詳細や、気候変動に関連するリスク・機会についての情報も追加されています。

■排出量データ

■潜在的財務コスト

■気候変動関連リスク機会

■環境アナリストレポート

さらに、第三者視点による環境アナリストレポートを新設し、専門家が分析した企業の環境経営に関する評価・コメントも掲載。情報の拡充により、利用者は企業の環境スコアの裏付けとなる取り組み内容や戦略を深く理解できるようになりました。

日本GXグループは今後も継続的にGXリサーチの機能向上と情報充実に取り組み、国内外のステークホルダーに信頼される環境情報インフラとして成長させていくことで、脱炭素社会とネイチャーポジティブな未来の創造に寄与していく方針です。

《編集部》

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