プラスチックのリサイクルを主軸に環境事業を展開する株式会社esaは、株式会社環境エネルギー投資およびCBC株式会社を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドにて総額4.5億円の資金調達を実施しました。これにより、同社の累計調達額は8.1億円に達しました。
今回の資金調達の背景には、政府が循環型経済を推進する中で、製造業における再生プラスチック使用量の目標や実績報告の義務化を検討するなど、プラスチックリサイクルへの対応が企業にとって急務となってきた状況があります。企業の脱炭素・ESGへの取り組みに対する要請が高まり、プラスチックリサイクルはESG経営の重要な要素となっています。
株式会社esaは、独自技術「esa method」を用いて、リサイクルが困難だった複合プラスチック素材を再利用可能なペレットに変換する技術を開発し、環境保護に貢献しています。2023年には、廃棄プラスチックの有価買取を開始。再生プラスチックペレット「Repla®」の販売を通じて、プラスチックの循環型スキームを構築しています。
esaの資本業務提携先である環境エネルギー投資とCBCからは、複合プラスチックのリサイクル技術を高く評価し、グローバル展開に期待を示すコメントが寄せられています。esaは、今回調達した資金をもとに、「esa method」によるプラスチックの再資源化に向けた研究開発を加速し、リサイクルプロセスの効率化と品質向上を図ります。また、各社との協業により、新たなビジネスモデルの構築と市場展開を進め、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
