株式会社スーパーワームは、Fund1号投資事業有限責任組合をリード投資家とし、ANOBAKA3号投資事業有限責任組合、イーストベンチャーズ4号投資事業有限責任組合、かごしまスタートアップ支援投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資により、総額約1億円の資金調達を実施しました。
2023年5月に設立されたスーパーワーム社は、昆虫のポテンシャルを最大限に引き出すことで、「タンパク質危機」や「地球温暖化」といった社会課題を解決することに挑んでいる企業です。同社は、ゴミムシダマシ科の幼虫であるスーパーワームの高い養殖効率を活かし、昆虫タンパク質の高コスト問題を解消することを目指しています。具体的な事業としては、スーパーワーム由来の飼料原料、バイオ燃料、有機肥料の開発・生産・販売を手掛けています。
今回の資金調達により、スーパーワーム社は「高いコスト競争力」と「優れた脱炭素効果」を持つ製品開発を加速させる予定です。具体的には、効率的な養殖プロセスを構築するほか、企業および大学との共同研究によりエビデンスを構築します。また、ゲノム編集技術を用いた高タンパク質源のスーパーワームの開発も進める予定です。さらに、研究職や営業職など幅広い職種での積極的な採用を行います。
各投資家からも期待の声が寄せられました。Partners Fundの中村正人氏は、「飼料市場を大きく変えるポテンシャルを持っているチーム」と評価し、ANOBAKAの小田紘生氏は、家畜の飼育コストの60%以上を占める餌代の高騰が課題となっていることを指摘した上で、スーパーワーム社の実績について「圧倒的に生産効率が高いスーパーワームの量産技術を確立した」と述べ、世界進出への期待を示しています。
イーストベンチャーズの村上雄也氏と佐藤凜氏も、「"発明"を生み出した」とコメント。チェンジ鹿児島の中垣雄氏は「南九州のスタートアップとして、畜産農家を救う存在となることを期待している」と述べました。
スーパーワーム社の代表取締役社長の古賀勇太朗氏は、投資家の支援に対する感謝の言葉を述べた上で、「使命は、地球に優しく、経済的にも持続可能な未来を築くこと」だとし、「スーパーワーム養殖技術をさらに革新し、持続可能なソリューションを提供し続ける」との意志を示しました。今後も同社が技術を進化させながら、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けていくことが期待されます。
