バイウィル、金融機関を中心とする15社より4.8億円調達 カーボンクレジット創出支援で各社と連携

・カーボンニュートラル実現への支援強化
・金融機関からの出資で4.8億円調達
・地域金融機関との連携でカーボンクレジット創出を加速

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バイウィル、金融機関を中心とする15社より4.8億円調達 カーボンクレジット創出支援で各社と連携
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株式会社バイウィルは、金融機関を中心とした計15社からの出資により、総額4.8億円のシリーズAラウンドをクローズしたことを発表しました。同社は47都道府県のカーボンニュートラル実現を目指し、カーボンクレジットや脱炭素に関する支援事業を展開しています。調達した資金は、カーボンクレジットの創出元となる森林所有者や農家、中小企業等にネットワークをもつ地域金融機関と協力し、カーボンニュートラルに向けた支援を強化するために利用する予定です。

ファイナルクローズでは、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、株式会社紀陽銀行、ひろぎんキャピタルパートナーズ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、いよぎんキャピタル株式会社、肥銀キャピタル株式会社、株式会社QRインベストメント、岐阜信用金庫の計8社から1.8億円を調達しました。

バイウィルは、「カーボンクレジット」が2050年カーボンニュートラル達成の鍵と考え、カーボンクレジットを「創る」「使う」「学ぶ」「伝える」という4種のサービスを提供しています。また、「環境価値の地産地消」を目標に、地域金融機関と連携して取り組みを進めてきました。

具体的には、地域金融機関や自治体を対象に、カーボンクレジットに関するセミナー・勉強会を開催し、金融機関から紹介を受けた事業者のJ-クレジット創出を支援しています。カーボンクレジットの創出元は700件以上に上り、連携するパートナーも40を超えました。

また、地域金融機関と共同で推進している事業としては、金融にカーボンクレジットを付帯させたサービスの開発や、「地域脱炭素コンソーシアム」の運営などが挙げられます。コンソーシアムでは、各地域での脱炭素化に向けた成功事例を共有し、相互に高め合うことで脱炭素化の加速を目指しています。

今後は、J-クレジットの創出をを2024年度末に累計約147万トン、2027年に累計約474万トンまで成長させる計画です。バイウィルへの相談は、森林にまつわるものがやや多いとのことですが、同社はカーボンクレジットの由来を限定することなく、地域に合わせた創出に取り組む方針を示しています。

《編集部》

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