アイ・グリッド、30億円の資金調達を行いVPP Japanを子会社化

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、シニフィアン株式会社およびみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND 投資事業有限責任組合」等を引受先とした第三者割当増資により、2023年7月に30億円の資金調達を実施しました。

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アイ・グリッド、30億円の資金調達を行いVPP Japanを子会社化

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、シニフィアン株式会社およびみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND 投資事業有限責任組合」等を引受先とした第三者割当増資により、2023年7月に30億円の資金調達を実施しました。

今回の資金調達により、アイ・グリッドは子会社で国内オンサイト太陽光PPAモデル国内No.1の株式会社VPP Japanを100%子会社化し、非FIT分散型太陽光発電所をネットワーク化した次世代エネルギープラットフォームの機能拡充を図ります。

VPP Japanの子会社化により、オンサイト太陽光PPAモデルの展開を加速し、アイ・グリッドのエネルギーマネジメントシステム、蓄電池、グリーンEV充電・活用サービスなどと組み合わせることで、GX(グリーントランスフォーメーション)ソリューションを統合的に提供していきます。

アイ・グリッドの代表取締役社長である秋田智一氏の展望としては、速やかに累計2,000施設、500MWのオンサイト太陽光発電所の稼働を実現し、その後は1GWの稼働を目指しているとのことです。今後も再生可能エネルギーの供給を安定的かつ効率的に行い、地域循環型の再生可能エネルギーで地域脱炭素を強力に推進していきます。

この度の資金調達は、「THE FUND」をリードインベスターに、伊藤忠商事株式会社、東急不動産株式会社等の企業を引受先とした第三者割当増資として実施されました。JA三井リース株式会社は既発行株式の譲受けの形でアイ・グリッドの株式を追加保有し、株式会社シグマクシス・インベストメントと鈴与商事株式会社は新たに株主となります。

アイ・グリッドの戦略とこれまでの実績が評価され、持続可能なエネルギー社会の実現に寄与するものとして投資家や事業会社の信認を集めた結果といえます。

2023年5月に成立したGX推進法案や脱炭素社会への移行に向けた政策の強化は、アイ・グリッドにとって追い風となっています。同社はステークホルダーの期待に応えながら、「グリーンエネルギーがめぐる世界の実現」を目指し、社会的意義の大きい事業の推進に取り組んでいく考えです。

《編集部》

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