ティファニー、SBTi認証取得 ラグジュアリージュエラーでは初

ティファニーは、自社のネットゼロ排出量削減目標について科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)から認証を受けた初のジュエリーになったと発表しました。

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ティファニー、SBTi認証取得 ラグジュアリージュエラーでは初

ティファニーは、自社のネットゼロ排出量削減目標について科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)から認証を受けた初のジュエリーになったと発表しました。

SBTiによる認証は企業が定める排出量削減目標が、最新の気候科学に基づくものであり、温暖化をパリ協定に沿った1.5℃までに抑える緊急の必要性を満たすものであることを確認するものです。

今回SBTiは、ティファニーの長期目標が、科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロ基準に従って、2040年までに自社事業(スコープ1および2)ならびにサプライチェーン(スコープ3)にわたって温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロを達成することを確認しました。

ティファニーは、自社の2030年短期温室効果ガス削減目標についてもSBTiから認証を受けています。

自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出の温室効果ガスの排出量をしめすスコープ2、そして他社から供給された電気、熱、蒸気を使用した事による間接排出の温室効果ガスの排出量を示すスコープ2の排出量を2019年比で70%削減。

さらに製品の原材料調達から製造、販売、消費、廃棄に至るまでの過程において排出される温室効果ガスの量を示すスコープ3においては40%削減を約束しています。

ティファニーは、これら両目標の達成に向けて順調に歩んでおり、2022年にはスコープ1と2の両方およびスコープ3において33%の削減を達成済みです。

この短期目標は、2040年までにスコープ1、2、3における排出量を90%削減するというティファニーのネットゼロ目標に向けた重要なマイルストーンとなります。残りの排出量10%は、自然を利用したソリューションへの投資拡大を通して、高品質炭素除去により中和される予定です。

《編集部》

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