アスエネ株式会社の海外現地法人としてシンガポールに拠点を置くAsuene APAC Pte Ltdは、世界12位の海運キャリアであるPacific International Lines（PIL）と、グローバルな脱炭素化を推進するための基本合意書（MoU）を締結しました。
PILは現在、アスエネが提供するCO2排出量の算定・削減・報告を支援するクラウドサービス「ASUENE」を世界約60拠点に導入しています。今回のMoU締結により、同サービスの活用をサプライチェーン全体に拡大し、グローバル規模での脱炭素化をさらに推進していく予定です。まずは約300拠点で「ASUENE」を導入し、CO2排出量の可視化を進めます。
海運業は世界のCO2排出量の約2.5%を占めるとされ、その脱炭素化が喫緊の課題となっています。PILは、世界90カ国・500拠点以上で事業を展開し、約100隻のコンテナ船を運航する東南アジア最大手の海運企業です。輸送を担うだけにとどまらず、サプライチェーン全体の環境負荷低減に取り組む姿勢を強めています。
PILは「シンプルな操作性」「AI-OCRによる自動データ入力」「サプライチェーン全体の見える化機能」を兼ね備えたCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を採用しました。世界中の拠点にいる脱炭素担当者が、直感的に使える点が評価されています。
今後は、サプライチェーン全体への展開を視野に入れ、脱炭素化の取り組みを拡大する予定です。特に、多様な関係者が関わる海運業の特性を踏まえ、データの一元管理と効率的なCO2削減を実現する仕組みづくりを強化していきます。
