株式会社EVモーターズ・ジャパンは、第三者割当増資により株式会社アイティーファームから1億500万円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、全ラウンドでの合計資金調達額は約66.6億円に達しました。
EVモーターズ・ジャパンは、2019年4月に設立され、福岡県北九州市若松区に本社を構えています。事業内容は、電気自動車および充電設備の販売・メンテナンス、自動運転バス(レベル4)の開発、電気自動車のリース、レンタル、ESCO事業、蓄電池やPVを活用した再生可能エネルギー事業など多岐にわたります。シリーズDラウンドでの資金調達は継続中で、順次公開していく予定です。
今回調達した資金は、これまでと同様に、受注した車両の仕入資金や商用EV最終組み立て工場の建設資金(二期工事)、試作車両およびデモ車開発の研究費、組織体制の強化などに充てる予定です。
アイティーファームは、シリーズCに続けての出資となります。同社のジェネラルパートナー、春日伸弥氏は、EVモーターズ・ジャパンについて、「商用EV分野での高い提供価値をベースに、導入実績や生産体制を着実に成長させている」と高く評価。「今後はグローバル事業開発支援の一環として、当社の海外ネットワークを通じたEVモーターズ・ジャパンのサプライチェーン強化と海外販路拡大を支援していく」と、サポートの意思を表明しています。
EVモーターズ・ジャパンは、商用EV量産体制を強化するとともに車両ラインナップの拡充を図り、環境エネルギーの浸透とゼロエミッション社会の実現を目指すとのことです。今後も、環境に配慮した次世代モビリティの開発と普及を推進していくことが期待されます。