アスエネ株式会社は、シリーズCラウンドのセカンドクローズとして約8億円の資金調達を実行したことを発表しました。これにより、シリーズC総額で50億円、累計資金調達額は101億円に達しています。今回の資金調達は、脱炭素化支援機構（以下、JICN）、日本生命保険相互会社（ニッセイ・キャピタルの「ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合」経由）、JERA、Pavilion Capital、個人投資家の小島秀毅氏を引受先とする第三者割当増資により実施されました。各社との連携により、脱炭素化やESG経営の推進をさらに強化していく予定です。
アスエネは、クライメートテック領域で脱炭素・ESGのプロダクトを展開しています。CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、国内1位の導入社数を誇り、9,000社を突破しました。ESG評価クラウド「ASUENE ESG」は14,000社以上の企業に利用されています。SBIホールディングスとの合弁会社「Carbon EX」では、カーボンクレジット・排出権取引所のサービスを提供し、1,200社以上が登録。シンガポールやアメリカにも拠点を設立し、グローバル展開を推進しています。2024年8月には、第三者検証・保証事業を提供すアスエネヴェリタス株式会社を設立しました。
日本生命とは同社のサステナブルファイナンスとの連携強化や投融資先に対するESG評価・エンゲージメント強化におけるアスエネサービスの活用検討、ESG領域と金融を掛け合わせた協業を推進します。発電事業者のJERAとは、脱炭素領域で連携施策を実行する予定です。シンガポールの投資会社であるPavilion Capitalとの連携では、APAC地域におけるサービス展開や販促、海外顧客紹介などを強化していきます。
出資を行った各社から、パートナーシップを喜び、脱炭素化の加速に期待を示すコメントが寄せられています。アスエネは、グローバルNo.1および次世代への社会インパクトを最大化することを目指しており、世界の産業変革に挑戦していく方針です。
