UAE、温室効果ガス削減目標40%に 2度目の引き上げ

アラブ首長国連邦は、パリ協定で定めた目標達成へ向けた2030年までの温室効果ガス排出削減目標を、40%へ引き上げると発表しました。

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UAE、温室効果ガス削減目標40%に 2度目の引き上げ

アラブ首長国連邦(UAE)は、パリ協定で定めた目標達成へ向けた2030年までの温室効果ガス(GHG)排出削減目標を、40%へ引き上げると発表しました。2020年12月にUAEが発表した「国が決定する貢献(NDC)」では23.5%減と設定されていましたが、2022年9月に31%へ引き上げ、今回が2度目の引き上げとなります。

UAEは当初から2050年のネットゼロ達成を掲げていましたが、2023年末にCOP28の開催を控え、脱炭素化の動きをさらに加速させたとみられます。

エミレーツ国営通信によると、マリアム・ビント・モハメド・アルムヘイリ気候変動・環境大臣は、NDCの更新はは温室効果ガス排出削減に対する国のアプローチの段階的変化を示すものであると述べ「この発表は、より野心的な気候変動対策への我が国のコミットメントを強調するものです。UAEは、経済のあらゆる側面にわたる気候変動対策が、豊かな未来を築くために不可欠であると信じています。」とコメントしています。

《ニシダ》

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