Green Carbon株式会社は、カンボジアの精米・卸売大手Amru Rice Cambodia Co Ltdとの間で、米の籾殻を活用したバイオ炭プロジェクトの共同開発に向けた覚書(MOU)を締結したことを発表しました。
本プロジェクトは、Green Carbonが展開する水田のメタンガス削減プロジェクトとの相乗効果を狙ったものです。両社は、バイオ炭事業とAWD(間断灌漑)による水田メタン削減事業の双方を拡大することで、カンボジアの経済発展に寄与することを目指しています。
Green Carbonは、東南アジアを中心として、自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んできました。森林保全や水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でクレジット事業を展開しています。一方、Amru Riceは約20,000人の小規模農家と協力し、化学合成農薬や化学肥料を使用しない環境に優しい米づくりを実施しています。
今回のMOU締結により、両社は米の籾殻を用いたバイオ炭および副産物の生成、カーボンクレジットの創出・販売を共同で推進します。また、水田のメタン削減プロジェクトの実施に向けた準備も進めており、将来的には同プロジェクトで発生する籾殻をバイオ炭に変換し、事業拡大とともにクレジット創出や農家への収益還元を図る計画です。
本プロジェクトを通じて、Green CarbonとAmru Riceは地域社会と企業双方の脱炭素化への寄与を目指すとしています。カンボジアの農業セクターにおける環境負荷低減と経済発展の両立が期待される中、今後の事業展開に注目が集まりそうです。
Green Carbonは、カーボンクレジット創出・登録・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」の提供など、クレジット創出者の工数削減にも貢献しています。持続可能な農業の実現と気候変動対策の推進において、同社が重要な役割を果たしていくことが期待されます。