横浜市と東京ガス株式会社は、e-メタン由来のクリーンガス証書を日本で初めて活用することを明らかにしました。証書の環境価値を、横浜市の象徴的な観光スポットである山下公園通りのガス灯に適用することで、環境に配慮したエネルギー利用の可視化を図ります。
今回の取り組みは、2024年4月から運用が始まったクリーンガス証書制度に基づくものです。東京ガス横浜テクノステーションのメタネーション実証設備で製造されたe-メタンを対象に発行された証書の環境価値を、横浜市に移転して活用します。

証書の活用によるクリーンガス化は、2024年10月31日の「ガスの記念日」から一定期間、山下公園通りに設置されている42基のガス灯の燃料を対象として実施。ガス灯の運用に伴うCO2排出量を実質的にゼロにします。
今回の取り組みは、横浜市と東京ガスが締結した連携協定に基づくe-メタン製造実証の一環であり、地産地消の取り組みをさらに深化させるものです。両者は、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた重要な一歩として、この取り組みを位置付けています。
また、2024年8月には、横浜市下水道河川局北部下水道センターの再生水と消化ガスを原料としたe-メタン製造の実証も開始しました。今後は、これらを原料にしたe-メタンやバイオガスとの混合ガスについても、クリーンガス相当量としての認証を受け、活用する予定です。

横浜市と東京ガスは、e-メタンの広範な活用の可能性を探るとともに、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた取り組みを加速させていきます。山下公園通りのガス灯は、環境に配慮したエネルギー利用の象徴として、新たな魅力を発信することになるでしょう。今回の試みは、ガス業界全体のクリーン化への動きを促進する可能性があり、今後の展開が注目されます。