アメックス、日本国内で新たに発行するカードを再生プラスチック製に切り替え

・新規発行カードの素材を70%以上再生プラスチックに変更
・2024年末までに全世界で発行カードの大半を切り替え目標
・気候変動対策推進の一環としてサステナビリティ戦略を展開

企業動向 ガバナンス
アメックス、日本国内で新たに発行するカードを再生プラスチック製に切り替え

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.は、日本国内で新たに発行するプラスチック製カードにおいて、再生プラスチックまたはリサイクルプラスチックを70%以上含有した素材への切り替えを行うことを発表しました。

この変更は、提携カードを含むプラスチック製のカードが対象となります。ただし、ANAアメリカン・エキスプレス提携カードは対象外となり、メタル製のカードにも変更はありません。

再生プラスチックへの切り替えは、アメリカン・エキスプレスが掲げる3つのコーポレート・サステナビリティ戦略のうちの1つである「気候変動対策の推進/Advance Climate Solutions」の一環として実施されます。この戦略には、地球環境にやさしいローカーボン製品のイノベーションを試験的に実施するという目標も含まれています。

アメリカン・エキスプレスは、全世界で発行するプラスチック製カードの大半を、2024年末までに70%以上再生プラスチックまたはリサイクルプラスチック素材に切り替えるという目標を2022年に設定しました。

再生プラスチックを使用したカードは、裏面に「MADE WITH 76% RECYCLED PLASTIC」と印字されます。これにより、カード所有者も環境への配慮を実感できるようになります。

本取り組みは、プラスチック製品の環境負荷低減に向けた金融業界の動きとして注目されます。業界全体での環境配慮型製品への移行が期待されており、今後、他の金融機関も同様の取り組みを加速させる可能性が高いでしょう。

《編集部》