三井ホームエステート株式会社とTerra Charge株式会社は、賃貸住宅へのEV充電インフラの拡充に向けて業務提携契約を締結しました。本提携により、三井ホームエステートが管理する賃貸住宅にTerra Chargeが提供するEV充電器の設置を推進していきます。
経済産業省は、2030年までにEV充電器の設置目標を30万口(現在約3万基)としています。しかし、集合住宅におけるEV充電環境の整備は遅れており、EV購入検討者および集合住宅居住者400名のうち7割以上が「住んでいる集合住宅にEV充電環境がない」と回答したという調査結果もあります。
この課題に対応するため、三井ホームエステートは全国規模で展開する賃貸住宅管理に、Terra ChargeのEV充電サービスを導入することを決定しました。Terra Chargeの充電器は、各車室に個別に設置できる「個別設置型」を採用しており、充電待ちの心配がなく、収益性の高い車室をつぶす必要もないというメリットがあります。

Terra Chargeは、三井ホームエステートの賃貸住宅にEV充電環境を整備することにより、EV普及と脱炭素化に貢献していく考えです。両社の業務提携により、賃貸住宅居住者のEV所有・利用の障壁が下がると見られ、EVの普及促進と脱炭素社会の実現に一歩近づくことになります。