Green Carbon、ベトナム紅河デルタ地方の水田70,000haでカーボンクレジット創出へ

・Green CarbonとDARDがMOU締結
・2030年までに70,000ha拡大
・メタンガス削減とカーボンクレジット創出

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Green Carbon、ベトナム紅河デルタ地方の水田70,000haでカーボンクレジット創出へ

Green Carbon株式会社は、ベトナムNam Dinh省の農業農村開発局(DARD)と、水田プロジェクトを推進するための覚書(MOU)を締結したことを発表しました。本プロジェクトは、紅河デルタ地方の水田約70,000ヘクタールで展開される予定です。

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出を手掛けており、水田や牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど、農業由来のカーボンクレジットを創出しています。特にベトナムでは水田プロジェクトをメインに進めており、2024年5月20日には、メコンデルタ地域An Giang省において、Loc Troi GroupおよびDAITHANHとのMOU締結を発表していました。今回のMOU締結により、Nam Dinh省でのプロジェクトも、本格的に始動します。

DARDは、AWD(間断灌漑)プロジェクトへの協力、現地農家への推奨・紹介、ガイダンス提供、関係機関への協力要請を行います。一方、Green Carbonはベトナム現地の研究機関や大学と連携し、水田で排出されるメタンガスの計測、必要データの収集、カーボンクレジットの発行、販売を担当。プロジェクトは段階的に進められ、2024年には約1,000ha、2025年には約5,000ha、そして2030年までに約70,000haへと拡大する計画です。

今回のMOU締結により、Green Carbonはベトナムでの環境保全と持続可能な農業の推進に一層貢献することが期待されます。

《編集部》