日本空港ビルデング株式会社は、2024年5月7日より羽田空港第1ターミナル北側に新たな出発・到着ゲート施設であるサテライト施設の建設工事を開始しました。供用開始は、2026年夏頃の予定です。
本施設は羽田空港初の木造・鉄骨ハイブリッド構造で、環境配慮と快適性を重視しています。構造用の木材には国産材1,800㎥を使用。鉄骨造と比較して、建設時の二酸化炭素排出量を2,630t削減し、利用開始後も建物に長期間1,435tの二酸化炭素を固定できます。
さらに、同施設においてZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）の前段階にあたるZEB Orientedの認証取得を目指し、建物で消費する一次エネルギーを年間30％以上低減することを目標に掲げました。
建物外部にかかる熱や冷気の負荷を低減する射遮蔽、外壁断熱の高性能化、設備システムの高効率化技術、太陽光発電パネルなど、様々な省エネ技術を積極的に採用。本施設の建設を通じて、羽田空港はより持続可能な空港施設へと進化していきます。
