東急不動産は、国土交通省および環境省主催の「脱炭素都市づくり大賞」と日本経済新聞社主催の「2023年度NIKKEI脱炭素アワード」を同時に受賞したことを発表しました。
同社は、1953年の創業以来、再エネ発電所の活用や環境対応事業を推進しています。2023年にも、グリーン購入ネットワークの「第 23 回グリーン購入大賞」大賞・環境大臣賞など、環境関連の3賞を受賞しました。今回は、環境に配慮した「東京ポートシティ竹芝」で「脱炭素都市づくり大賞」の特別賞を、「リエネ松前風力発電所」の事業で「2023年度NIKKEI脱炭素アワード」を受賞しています。
「脱炭素都市づくり大賞」
「脱炭素都市づくり大賞」特別賞を受賞した「東京ポートシティ竹芝」は、再エネを活用したCO2排出実質ゼロの実現、ヒートアイランド緩和のための風の道の確保、緑化テラスの設置など、環境と調和した都市開発が評価されました。
また、「東京ポートシティ竹芝」では、入居テナントに対してデジタルサイネージやスマホアプリを通じて環境データを提供し、遠隔での空調操作も可能なシステムを構築しています。地域の生物多様性を考慮した緑地の創出や、ハヤブサやミツバチの巣箱設置による生態系保全など、ネイチャーポジティブへの貢献も、審査委員長から高い評価を受けるポイントとなりました。
「2023年度NIKKEI脱炭素アワード」
「2023年度NIKKEI脱炭素アワード」プロジェクト部門の奨励賞では、風力発電事業を通じた脱炭素化と地域活性化の取り組みが評価されました。北海道松前町で12基の風車を設置した「リエネ松前風力発電所」の建設事業は、地域振興と環境保全を両立させるモデルとして注目されています。観光資源としての活用や小中学生への教育プログラムの実施、非常時の電力供給を可能にするマイクログリッドの構築など、多角的なアプローチが行われています。
東急不動産は、経営方針の1つとして「環境経営」を掲げています。今回2賞を受賞したことを励みに、脱炭素型のまちづくりの推進や再エネ発電所の増設など、環境に優しい事業に力を入れていくとしています。
