エプソン、全世界の拠点で100%再エネ化を完了 CO2を年間約40万トン削減

・エプソンが2023年12月に全世界の拠点で再エネ化を完了
・国内製造業で初めて
・年間使用電力量約876GWhのすべてを再エネ化し、CO2削減効果を生み出す

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エプソン、全世界の拠点で100%再エネ化を完了 CO2を年間約40万トン削減

セイコーエプソン株式会社は、2023年12月にエプソングループ全世界の拠点におけるすべての使用電力を、再生可能エネルギーへ転換したことを発表しました。日本を含めた全世界の拠点において、再エネ化を完了したのは、国内の製造業で初めてです。また、取り組みの結果、エプソングループの年間使用電力量約876GWhのすべてを再エネ化することになり、二酸化炭素およそ年間40万トンの削減効果を生み出します。

エプソンは、「環境ビジョン2050」において、「カーボンマイナス」および「地下資源消費ゼロ」を目指しています。再エネの活用を、脱炭素の達成目標に向けた重要なテーマとして位置づけ、2021年3月に、全世界のエプソングループ拠点において使用する電力を2023年までに100%再エネ化することを宣言しました。2021年11月には国内で100%再エネ化を完了し、今回計画通り2023年12月にグローバルでも再エネ化を完了しました。

今後も、継続的な再エネの活用に加え、自社発電の促進や、共創により新たな電源開発を支援する取り組みなど、再エネの普及を推進していく意向です。また、生産や商品に関わるエネルギーについて徹底的なエネルギー削減を進めるとともに、資源循環を推し進めることで、「カーボンマイナス」の実現を目指すとしています。

《編集部》