シンガポールに拠点を置きアジア全域にて再生可能エネルギー事業に従事するグリン・エナジーは、日本市場に参入し、日本最大の大規模リチウムイオン二次電池電力貯蔵システム(BESS、以下「大規模定置用蓄電池システム」)を開発・建設・運営する計画を発表しました。
2026年に建設開始が予定される本大規模定置用蓄電池システムは、6年間で総事業費910億円が投じられる巨大プロジェクトであり、現時点における日本全体の大規模定置用蓄電池システムの出力と容量をそれぞれ125%増加、220%増加させる規模です。これは日本で電気自動車を50,000台フル充電するのに十分な電力容量に相当します。
本プロジェクトは、建設から運営の期間中に120名もの地域雇用を創出すると想定されており、グリン・エナジーは近隣地域の技術者および非技術者を対象とした研修プログラムを立ち上げ、地元住民が新たな雇用機会を最大限活用できるように支援する予定です。
今回の発表にあたり同社CEOのアッサード・ラズークは、次のように述べています。
「グリン・エナジーの日本進出を発表できることを嬉しく思います。日本での第1号案件に日本最大となる大規模定置用蓄電池システムの開発・建設・運営を選んだ理由は、日本の温室効果ガス排出削減目標と再生可能エネルギー導入目標の達成や、国・地方・地域の送電網の調整力向上に貢献できると確信しているからです。私たちは、パートナーである日本工営エナジーソリューションズや東芝三菱電機産業システム、より広い実業界と協力し、日本が安定的かつ環境に優しいエネルギー安全保障を確保できるよう、必要なソリューションを提供してまいります。」