コクヨ株式会社は、2050年までのカーボンニュートラル実現に向けてコクヨおよび連結会社が掲げる温室効果ガス(GHG)排出削減目標が、SBTi(Science Based Targetsイニシアチブ)によるSBT短期目標の認定を取得したことを発表しました。
SBTイニシアチブは、環境情報の開示に関する国際NGOであるCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立した国際的なイニシアチブです。企業に対して科学的根拠に基づいたGHG排出削減目標の設定を推進しています。
コクヨグループは、気候変動を重要な経営課題と捉え、「気候危機への対応」をマテリアリティの一つに設定した上で、GHG削減に取り組んできました。今回の認定には、カーボンニュートラル達成に向けた具体的な目標として、「Scope1,2のGHG排出量を2022年から2030年までに総量で42%削減する」、「Scope3の“購入した製品・サービス”によるGHG排出量を同期間で25%削減する」が含まれます。
さらに、「2028年までに“購入した製品・サービス”によるGHG排出量の12.5%に相当するサプライヤーにSBT目標を設定させる」という目標も認定を取得しています。今後は、GHGの排出削減対象をScope3であるサプライチェーン上の排出まで拡大し、サプライヤーとの連携を通じて社会の脱炭素化に貢献していく方針です。