東芝、COP28「ジャパン・パビリオン」でエネルギー技術を展示

株式会社東芝および東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝ESS)は、11月30日から12月12日にかけて、アラブ首長国連邦のドバイで開催される「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」において、環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」に出展します。

テクノロジー エネルギー

株式会社東芝および東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝ESS)は、2023年11月30日から12月12日にかけてアラブ首長国連邦のドバイで開催される「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」において、環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」に出展します。

「ジャパン・パビリオン」は、COP28の開催に合わせて環境省が設置する展示・イベントブースです。日本の優れた製品・サービスと気候変動に対する取り組みを世界に向けて発信することを目的として、展示を行います。今回、東芝が展示するのは、『SCiB™』、『AEROXIA™』、『P2C(Power to Chemicals)』の3つの技術です。

「ジャパン・パビリオン」で東芝が展示する技術

1. エネルギーを「ためる」「かしこくつかう」:蓄電システムをライフサイクルで最適化する『SCiB™』

SCiB™は、高い安全性や長寿命、急速充電性能などの特長を備えたリチウムイオン二次電池です。充放電を2万回以上繰り返しても劣化が少なく、モビリティから蓄電設備まで幅広く使われています。SCiB™を活用することで、製品の使用寿命を延ばし、資源の使用量を最小限に抑えることができます。SCiB™セル模型やモジュール模型を展示する予定です。

2. エネルギーを「おくる」:送変電設備に使用されるSF6を自然由来ガスに置換える『AEROXIA™』

SF6は地球温暖化への影響が大きいため、東芝ESSはSF6を一切使用せず、自然由来ガスを用いた電力用SF6代替ソリューションAEROXIA™を開発しました。AEROXIA™は安全性や環境面のリスクが低く、省メンテナンス性に優れた製品です。ジャパン・パビリオンでは、AEROXIA™についての映像を紹介します。

3. エネルギーを「かしこくつかう」:再エネを用いてCO2を価値ある資源に変換する『P2C(Power to Chemicals)』

P2Cは再エネの電力を利用して、CO2を合成燃料や化学品などの価値ある資源に変換する技術です。東芝グループはCO2電解装置を開発し、CO2をCOに変換する技術を実現しました。P2Cの概念や社会貢献について、映像で展示します。

東芝は、COP28「ジャパン・パビリオン」での展示を通じて同社のエネルギー技術を世界に広く伝え、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に向けて貢献していきます。

《編集部》