Jパワー、松島火力発電所2基を2024年度末に休廃止 CO2フリー水素発電を目指す

電源開発株式会社(以下、Jパワー)は、CO2フリー水素発電を目指した設備更新計画「GENESIS松島計画」を推進するため、2024年度末をもって松島火力発電所の既存2基を休廃止することを発表しました。

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Jパワー、松島火力発電所2基を2024年度末に休廃止 CO2フリー水素発電を目指す

電源開発株式会社(以下、Jパワー)は、CO2フリー水素発電を目指した設備更新計画「GENESIS松島計画」を推進するため、2024年度末をもって松島火力発電所の既存2基を休廃止することを発表しました。

Jパワーは「J-POWER "BLUE MISSION 2050"」において、2050年のカーボンニュートラルと水素社会の実現に向け、2025年度のCO2排出量を3,960万トン以下に削減する中間目標を掲げています。この目標は、2013年度実績比19%削減にあたる数値です。同社は中間目標の達成のため、再生可能エネルギーと原子力、CO2フリー水素発電に向けた計画を推進してきました。

松島火力発電所の稼働は2024年度末で停止し、1号機は廃止、2号機は休止します。1号機の一部設備や敷地は、「GENESIS松島計画」やカーボンニュートラル施策に向けて活用していく予定です。「GENESIS松島計画」は2026年着工・2028年度運転開始を目標とし、水素社会への構造転換とエネルギー供給の両立を目指します。

Jパワーは「GENESIS松島計画」に取り組みながら今後も松島で事業を継続し、将来的にはバイオマス・アンモニア燃料の導入やCCUSの実現なども含め、「カーボンフリー火力の先進地」を目指すとしています。

《編集部》