自然電力株式会社と、B-ON S.à r.l.は、日本とアジアにおける商用車電動化と脱炭素化に注力する日本の商用車電動化スタートアップeMotion Fleet株式会社への共同出資を前提とした本格協議を開始することで合意しました。
eMotion Fleetは、B-ONジャパンの白木秀司氏とデニス・イリッチ氏によって、2023年に設立された企業です。自然電力とeMotion Fleetは、日本とアジアにおける商用車の電動化や交通輸送業界の脱炭素化を促進するプロジェクトでの協業にすでに合意しており、日本において共同事業を開始しています。
自然電力は日本、アジア、ブラジルで、再生可能エネルギー発電所の開発と運用、エネルギーマネジメント事業を推進してきました。近年は、輸送エネルギーの脱炭素化をはじめとしたカーボンフリー社会インフラの構築を経営方針として掲げ、西日本鉄道株式会社との合弁事業や非化石証書仲介等に取り組んでいます。
今回の合意により、eMotion Fleetの日本・アジア市場におけるEV導入経験と、自然電力の再エネ開発およびエネルギーマネジメント事業、それぞれから得られた知見を融合させ、フルラインナップでEVサービスを展開することを目指します。また、B-ONは、日本・アジアにおける革新的なEVビジネスモデルのハブとして、国内でのパートナーシップを活用していきます。
eMotion Fleetは、日本においてEV小型商用車のトップシェア獲得を目指しています。戦略パートナーとして、B-ONは脱炭素経営の観点で国内外企業が導入を急ぐEVとその円滑な運用のためのフリートマネジメントを中核とするサービスを提供し、自然電力は再エネ電力の開発・供給、エネルギーマネジメントサービスの提供を通じて、EV電源の再エネ転換に貢献します。
両社の強みを融合し、eMotion Fleetは、日本・アジア市場で商用車の電動化と脱炭素化を目指す企業に、オーダーメイドのEVサービスを提供していきます。3社はすでに国内での協業を進めており、自然電力が非化石証書の代理調達を行う企業へのEV導入コンサルティングや、公共交通バス事業者へのEVバス導入支援などを実施しています。今後は、アジア地域に対してもEVワンストップサービスの展開を推進していく予定です。
