博報堂と三井物産の共同プロジェクトEarth hacksが法人化

博報堂「ミライの事業室」と三井物産が共同で立ち上げた、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」では、CO2eを従来の製品と比較し、削減率を表示する「デカボスコア」の提供など様々な取り組みを行っています。

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株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」と三井物産株式会社が共同で立ち上げた、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」では、CO2eを従来の製品と比較し、削減率を表示する「デカボスコア」の提供など様々な取り組みを行っています。この度、本プロジェクトの活動をさらに強化、加速させるべく、Earth hacks株式会社を設立したことをお知らせします。

会社設立の背景

「Earth hacks」という共創型プラットフォームが2021年11月に始まりました。日本では2030年までに温室効果ガスを46%削減する目標が掲げられており、そのためには生活者の脱炭素行動が重要です。しかし、多くの人が具体的な取り組み方法を知らないという課題があります。「Earth hacks」では、生活者が前向きに楽しみながら取り組めるアクションを促進し、脱炭素社会を目指しています。具体的な情報や選択肢を提供し、企業と生活者が協力して社会を作り上げていくことを目指しています。

「デカボスコア」という活動も行っており、70以上の企業が参加しています。例えばトヨタ自動車は製造工程で発生する端材をアップサイクルして製品に再利用し、日本航空は省燃費機材を活用した特別フライトを実施しています。また、ユーシーシーフードサービスシステムズが展開する上島珈琲店では、タンブラー利用によるCO2排出削減率に応じてドリンクをお得に購入できるサービスも提供しています。

これらの活動はビジネスやPRにも効果的であり、今後もさらなる取り組みを行っていく予定です。また、「Earth hacks」の活動拡大を目指し、Earth hacks株式会社が設立され、ビジネスパートナーとの連携を強化していく予定です。

新たに味の素、DNP、ヤフーが参加

新たに味の素株式会社、大日本印刷株式会社、ヤフー株式会社との取り組みを、本日7月10日(月)より順次スタートし、「デカボスコア」を通じて、生活者がより楽しみながら脱炭素につながるアクションができる施策や仕掛けを推進していきます。

味の素では、フードロス削減の実践喚起を目的とした専用サイト「TOO GOOD TO WASTE~捨てたもんじゃない!~™」で紹介されている40個のフードロス削減レシピに「デカボスコア」が導入されます。また、DNPが提供する「DNP環境配慮パッケージングーGREEN PACKAGING®」と共に、パッケージ領域でのCO2e排出量の算定やデカボスコア表示の促進、生活者向けイベントへの協力などを通して、環境に配慮された製品を選択しやすい仕組みづくりを協働していきます。

さらに、「デカボスコア」導入製品を購入できるEarth hacksモールをYahoo!ショッピングにあらたに出店し、ヤフーと協同して、生活者との接点強化を図る取り組みを強化して参ります。

《The Green Economy編集部》