SDGs達成の道筋外れ、世界的に後退 「持続可能な開発レポート2023」発表

「持続可能な開発レポート2023」が発表されました。今年の報告書は「今年の報告書は、「2030アジェンダ」の中間年において、SDGsの各目標は達成の道筋から大幅に外れている」という悲鳴で始まっています。

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「持続可能な開発レポート2023」が発表されました。今年の報告書は「今年の報告書は、「2030アジェンダ」の中間年において、SDGsの各目標は達成の道筋から大幅に外れている」という悲鳴で始まっています。

世界のSDGs達成度合い

世界のSDGs達成指数の平均は、以下の表からもわかるように2023年は66.7点(前年比-0.5点)となり、2020年以前の状態に後退しました。

さらに、2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻とそれによって引き起こされた食料不足や軍事費増大といった諸問題や、イエメンや南スーダン、シリアなど世界各地で続く紛争の影響も無視できません。紛争などが当時国の多くは、今回の報告書でも最下位に並んでいます。

報告書は、SDGs達成に向けてこれまでのペースで進めると、2030年までに目標を達成することは不可能であることに強い危機感を表明しています。

日本のSDGs達成度は?

日本の達成状況をみると、最低評価となったゴールは、前年より1つ減少して5つでした。昨年から変わらず最低評価だったのは、「ジェンダー平等」(目標5)、「つくる責任、つかう責任」(同12)、「気候変動対策」(同13)、「海の環境保全」(同14)、「陸の環境保全」(同15)が「深刻な課題がある」と評価されました。最低評価から「重要な課題がある」にひとつ評価を挙げたのは、「パートナーシップ推進」(同17)となりました。

《The Green Economy編集部》