オーストラリア政府が、オーストラリアのグリーンエネルギー金融公社(CEFC)に対して205億豪ドルの追加の資金分配を行うことが分かりました。これは2012年に100億豪ドルで設立されて以来初めての増資となります。
CEFCの発表によると、オーストラリア議会は2022年財務省改正法案(Treasury Laws Amendment (2022 Measures No. 4) Bill 2022,)を可決し、CEFEへの115億豪ドル増資を、さらに90億豪ドルがほかの新たな支出によって追加されることを認めました。
今回の追加資金の大半はエネルギーインフラに使われる予定です。
190億豪ドルがRewiring the Nationプログラムを通じて、electricity distribution network infrastructure高圧送電、長期エネルギー貯蔵システム、配電ネットワークインフラの変革に投じられます。
Household Energy Upgrades Fund の創設に10 億豪ドルを拠出し、住宅部門全体の持続可能性を高めるために使われます。
5億豪ドルが革新的なクリーン・エネルギーの商業化を促進するための「パワーイング・オーストラリア・テクノロジー・ファンド」の実施に使われます。
CEFCチェアのSteven Skala AO氏は「これはオーストラリアのグリーン銀行としての我々に対する、オーストラリア政府と議会からも最も重要なサポートです」とコメント。「今回の追加資金は、CEFCモデルの成功を評価したものです。(中略)CEFCはオーストラリアのクリーエネルギー専門の投資機関として10年以上活動しており、クリーン発電やオーストラリア経済全体の大幅な脱炭素化を支援してきました。今回の205億豪ドル分の増資が、投資ポートフォリオをさらに充実させるという課題と機会であると認識しています」と述べています。