シナネンホールディングス株式会社の子会社であるシナネン株式会社は、バイオディーゼル燃料「B5軽油」の取り扱いを開始しました。本件は、脱炭素社会の実現に寄与する同社の新規事業として位置付けられています。
B5軽油は、軽油に5質量%以下のバイオディーゼルを混和した燃料です。通常の軽油と比較してCO2排出量を約5%削減することができます。これは、B5軽油に含まれるバイオディーゼル成分が植物由来であり、燃焼時に追加のCO2を排出しないためです。この環境配慮型燃料は、「揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)」で規定されている規格を満たしており、軽油と同様に使用できます。
シナネンは、千葉県富里市にある「オイルスクエア富里」を皮切りに、関東圏で運営する「オイルスクエア」と「灯油センター」へ順次、B5軽油の取り扱いを拡大する予定です。その後、全国への展開も検討するとしています。

シナネンは、グループの法人向けエネルギーサービス事業を担う企業です。石油製品の販売、再生可能エネルギー投資、電力販売、太陽光発電メンテナンスなど、幅広い事業を展開しています。シナネングループは脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化しており、今後も再生可能エネルギーの導入拡大により、CO2排出量の削減に貢献していく方針です。