フェイガー、ベトナムで10万haの水田カーボンクレジット創出へ ロンアン省農業農村開発局と提携

・フェイガーがベトナムで10万ヘクタールの水田カーボンクレジット創出を目指す
・間断灌水技術を活用し、温室効果ガス排出削減と農家支援を両立
・日本の知見を活かし、ベトナム農業のグリーン化に貢献

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フェイガー、ベトナムで10万haの水田カーボンクレジット創出へ ロンアン省農業農村開発局と提携
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株式会社フェイガーは、ベトナムのロンアン省農業農村開発局(DARD)と、10万ヘクタールの水田でカーボンクレジット創出を目指すプロジェクトの推進に関する覚書(MOU)を締結したと発表しました。本プロジェクトは、間断灌水(AWD)により水田からカーボンクレジットを創出する実証実験を行うもので、持続可能な農業生産の支援と温室効果ガス(GHG)排出削減を同時に実現するグリーントランスフォーメーション(GX)を目的としています。

フェイガーは、日本での水田中干し方法論によるJクレジット申請の知見と経験を活かし、AWDを活用したカーボンクレジット創出のためのモデル導入や技術サポートを担当し、参加農家への支払いや機材の購入費用も負担します。一方、DARDはインフラや技術スタッフの手配を担い、地域農家との調整を行います。両者は地元生産者のAWDへの理解と不安を解消しながら、慎重にプロジェクトを拡大していく方針です。

本プロジェクトでは、日本政府が推進する二国間クレジット制度(JCM)やボランタリークレジットなどの資金源を活用することにより、農家のGX推進とGHG削減対策のための財源を確保します。プロジェクトの第1段階として、2024年10月から2025年7月まで、チャウタイン地区とビンフン地区の2エリアで実証実験を行う予定です。

フェイガーは日本国内でも農業由来のカーボンクレジット生成に取り組んでおり、2023年度は14都道府県、約1,600ヘクタールの生産者と共に事業を展開しました。2024年度の取り組みは、39都道府県で35,000ヘクタール以上となる予定です。ベトナムでの大規模プロジェクト開始は、同社の海外展開戦略の重要な一歩となります。フェイガーは今後、ベトナムを含む東南アジア地域全体でのカーボンニュートラル実現に貢献することを目指すとしています。

本プロジェクトは、農業における環境負荷低減と経済的利益の両立という課題に対する一つの解決策を示すものです。プロジェクトの成果や課題が明らかになることで他の地域や国々での同様の取り組みに影響を与える可能性があり、今後の進捗状況や実際のカーボンクレジット創出量、地域農家への経済的影響などが注目されます。

《編集部》