三井住友海上とバイウィル、森林由来J-クレジット補償保険を共同開発

・森林由来J-クレジット補償保険
・カーボンニュートラル目標
・バイウィルと三井住友海上の連携

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三井住友海上とバイウィル、森林由来J-クレジット補償保険を共同開発

三井住友海上火災保険株式会社と株式会社バイウィルは、共同で「森林由来J-クレジット補償保険」を開発しました。本保険は、森林管理によるJ-クレジット創出を対象に、自然災害等による被害で創出量が減少した際のJ-クレジットの販売収益を補償するものです。

J-クレジット制度は、温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして認証し、売買可能にする国の制度です。しかし、創出には厳正な審査が必要で、手続きや費用が課題となっていました。バイウィルは、完全成果報酬型で創出を代行し、流通量拡大を目指しています。特に森林クレジットへの関心は高く、これまでに420件以上の相談を受けました。自然災害リスクが参入の課題となることから、本保険を開発。リスクを軽減し、森林管理者の安心を支えることを目的としています。

バイウィルと三井住友海上は、2023年3月にカーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミー実現に向けた包括連携協定を締結しました。また、2024年3月には太陽光発電や省エネ設備を対象とした「J-クレジット補償保険」を共同で開発。今回の「森林由来J-クレジット補償保険」は、両社にとって2件目の共同開発保険となります。

三井住友海上は保険やコンサルティングの提供を通じて脱炭素社会への貢献を目指しており、バイウィルも両社の連携により、カーボンニュートラル実現に貢献していく考えです。両社の協力により、J-クレジットのさらなる創出と流通の拡大が期待されます。

《編集部》