株式会社NTTデータは、Scope3算定を実現する温室効果ガス(GHG)排出量可視化ソリューション「C-Turtle®︎(シータートル)」を、既に導入済の企業と取引関係にある中小企業を対象として、2024年1月より無償で提供します。
近年、多くの企業が、脱炭素化に向けてGHG排出量の可視化に取り組み始めました。可視化にあたり、自社の排出量Scope1,2だけでなく、活動に関連する他社の排出量Scope3の算定が求められています。
一方、各産業におけるサプライチェーンの多くを占める中小企業では、コストや作業負荷の観点から、特にScope3の排出量可視化が進展していません。中小企業が自社の排出量を可視化すると、サプライチェーンにおける関連企業全体のScope3算出精度が向上します。
そこで、NTTデータは、社会全体における排出量可視化の精度向上と削減に向けた活動を支援するため、「C-Turtle」を中小事業者に対し無償提供することとしました。
無償提供の対象となる中小企業の条件
NTTデータは、各社が脱炭素経営に取り組み、サプライチェーン全体でのGHG排出量の算定・削減を実現することを目的に、2024年1月より、条件を満たす中小企業に対して、「C-Turtle」の年間利用料を無償で提供します。無償提供の対象は、以下の条件を両方満たす企業です。
算定対象年度の売り上げが30億円未満であること
以下のいずれかを満たしていること
・「C-Turtle」導入企業からの紹介(「C-Turtle」導入企業のサプライヤーであること)
・SHK制度対象企業
また、 NTTデータは、2023年9月13日から15日まで開催する「脱炭素経営EXPO 秋」にて、「C-Turtle」を出展する予定です。 今後も「C-Turtle」を幅広い規模の企業に提供するとともに、サプライチェーン全体のGHG削減に向けたコンサルティング、ソリューションを拡充することで社会全体のネットゼロ実現に貢献していくとしています。