日揮HDら4社、みなとみらい東急スクエア店舗の廃食用油によるSAF製造の取り組み開始

・廃食用油の国産SAFへの再利用開始
・4社の基本合意に基づく協力体制
・東急モールズは「FRY to FLY Project」にも参画

テクノロジー エネルギー
日揮HDら4社、みなとみらい東急スクエア店舗の廃食用油によるSAF製造の取り組み開始
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日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY、株式会社東急モールズデベロップメントの4社は、2024年4月1日より、「みなとみらい東急スクエア」内の飲食店舗9店舗から排出される廃食用油を持続可能な航空燃料(SAF)へと再利用する取り組みを開始したことを発表しました。

本プロジェクトは、4社が2023年に締結した基本合意書に基づき、廃食用油を国産SAFに転換することで資源循環を促進する取り組みです。東急モールズデベロップメントが運営するみなとみらい東急スクエア内の飲食店舗からは、年間約2,400リットルの廃食用油が排出される見込みで、今後は他の商業施設や店舗への啓発活動を通じて、対象施設の拡大を図っていく予定です。

日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共に、廃食用油の収集からSAFの製造・供給に至るサプライチェーンの構築を進めており、2022年には新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立しました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成を受けている事業であり、年間約3万キロリットルのSAF供給を目標としています。

また、東急モールズデベロップメントは、本取り組みに加え、「FRY to FLY Project」にも参画しています。商業施設を通じて廃食用油の提供と環境価値の発信を行い、脱炭素社会の実現に貢献していく方針です。みなとみらい東急スクエアのプロジェクトに参加する各社は、脱炭素・循環型社会を目指し、廃食用油を原料とする国産SAFのサプライチェーンの構築を加速していくとしています。

《編集部》