サッポロビール、紙使用量2割削減のエコBOXテスト販売

・紙使用量約2割削減の新パッケージ
・CO₂排出量約28%削減が見込まれる
・Amazonでのテスト販売を実施

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サッポロビール、紙使用量2割削減のエコBOXテスト販売

サッポロビール株式会社は、ビール缶製品の包装資材である紙の使用量を約2割削減した新パッケージを発表しました。ECサイト「Amazon.co.jp」にて、2024年2月23日から本パッケージを使用した製品のテスト販売を実施します。

今回発表された「サッポロ SORACHI 1984 パパっとパピエコBOX」は、従来の段ボールを使用した梱包方法から脱却した新たなパッケージです。天面と底面には紙製トレイを用い、外装に古紙パルプ配合率70%の再生紙を活用することで、紙使用量を約21%、CO2排出量を約28%削減できる見込みとなっています。また、従来品よりもかさばらないため、廃棄やリサイクルの手間が軽減されます。

同社は、2050年までに全ての容器包装を循環型社会に適応させることを目標としています。2023年1月からは「ecoフレンドリー」プロジェクトを立ち上げ、次世代の容器包装開発に取り組んできました。第4弾となる「サッポロ SORACHI 1984 パパっとパピエコBOX」のテスト販売では、顧客の反応や製品の安全性、使用感、取り扱い性を検証し、改良を重ねながら、今後の本格採用に向けた準備を進めていくとのことです。

サッポログループは、サステナビリティ方針「大地と、ともに、原点から、笑顔づくりを。」を掲げ、環境配慮型の容器包装開発を加速させています。小規模な市場投入を通じて顧客とのコミュニケーションを図りながら、次世代の容器包装を創造し、持続可能な社会と企業の成長を目指していく姿勢を示しています。

《編集部》