オクトパスエナジー、東京ガスなどの既存株主から8億ドルの追加投資を獲得 

英国の電力供給会社であり、Krakenテクノロジープラットフォームを所有するオクトパスエナジーグループは、既存株主から8億ドル(6億2500万ポンド)の追加投資を受けたことを発表しました。

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オクトパスエナジー、東京ガスなどの既存株主から8億ドルの追加投資を獲得 

英国の電力供給会社であり、Krakenテクノロジープラットフォームを所有するオクトパスエナジーグループは、既存株主から8億ドル(6億2500万ポンド)の追加投資を受けたことを発表しました。

本ラウンドの資金調達額は78億ドル(62億ポンド)となり、2021年12月の前回の投資ラウンドから60%増加。今回の投資ラウンドには、オーストラリアと日本の大手企業であるOrigin Energyと東京ガス、世界最大級の年金基金であるカナダ年金プラン投資委員会(CPPインベストメント)、持続可能性に重点を置く投資家であるGeneration Investment Managementが、参加しています。調達した資金をもとに、2024年に英国で3,000件のグリーン雇用を創出する予定です。

オクトパスエナジーは、2023年9月に英国とドイツにおけるShellのエネルギー・ブロードバンド事業の買収を完了したばかりで、クリーン輸送分野では、ロイズ銀行からオクトパス電気自動車向けに5億5,000万ポンドの資金調達枠を確保しました。また、スマートテクノロジーへの投資を通して、エネルギー危機の間、100万人を超える英国の顧客の節約を可能にし、自然エネルギーによる発電が豊富な時期に安価な電力の恩恵を人々が受けられるよう支援しています。

オクトパスエナジーグループの創設者であるグレッグ・ジャクソンは、「オクトパスエナジーは、顧客サービスとテクノロジーに重点を置くことで、英国の電力市場をリードしてきただけでなく、英国を代表する電気自動車リース事業を立ち上げ、わずか2年で再生可能エネルギー発電ポートフォリオをほぼ2倍の76億ドル(約60億円)に拡大しました」とコメントしました。

同グループのKrakenテクノロジープラットフォームのアカウントは、2年前に1,700万でしたが、現在では5,200万以上になりました。Krakenは英国のE.On、EDF、Good Energyのほか、ヨーロッパ、日本、オーストラリアの顧客をサポートしています。また、世界中の水道会社、再生可能エネルギー発電事業者、大規模バッテリー事業者にもライセンスを供与しています。

《編集部》