コスモとレボインターナショナル、SAF原料収集ネットワーク構築で協業 物流基地を廃食用油の流通拠点に活用

コスモ石油株式会社は、株式会社レボインターナショナルとの協業により、香川県坂出市にあるコスモ石油坂出物流基地を廃食用油の流通拠点として活用し、中四国エリアにおける廃食用油の収集ネットワーク構築に取り組むことを発表しました。

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コスモとレボインターナショナル、SAF原料収集ネットワーク構築で協業 物流基地を廃食用油の流通拠点に活用
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コスモ石油株式会社は、株式会社レボインターナショナルとの協業により、香川県坂出市にあるコスモ石油坂出物流基地を廃食用油の流通拠点として活用し、中四国エリアにおける廃食用油の収集ネットワーク構築に取り組むことを発表しました。

コスモ石油は、国内初となる廃食用油を原料とした国産SAFの大規模製造を目指しており、そのためにレボインターナショナルと日揮ホールディングス株式会社との合同会社であるSAFFAIRE SKY ENERGYを2022年11月に設立しました。100%廃食用油を原料としたSAFを年間約3万キロリットル国内で供給することを目標に、本事業を推進しています。

今回、取り組みの一環として、レボインターナショナルが、コスモ石油坂出物流基地の一部施設を廃食用油回収の一次基地に活用することに合意しました。これにより、中四国エリアを中心とした廃食用油の収集拠点として年間約400キロリットルの廃食用油の引取量増加が見込まれます。

合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYでは、2024年度内にSAF製造装置の運転を開始する予定で、現在全国の廃食用油排出元企業との新規引取に向けた協議を進めています。廃食用油の引取りの促進及び輸送の効率化により、物流業界の「2024年問題」に関する働き方改革にも寄与することが期待されています。コスモ石油とレボインターナショナルは、引き続き国産SAF事業を通じて航空セクターの脱・低炭素化に貢献していくとしています。

《編集部》