野村不動産、「芝浦プロジェクト」のためグリーンボンド200億円を発行 カーボンニュートラルな街を開発

野村不動産ホールディングスは、東日本旅客鉄道株式会社と共同で進めている国家戦略特別区域の特定事業「芝浦プロジェクト」のための資金調達手段として、グリーンボンドの発行を決定しました。

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野村不動産、「芝浦プロジェクト」のためグリーンボンド200億円を発行 カーボンニュートラルな街を開発
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野村不動産ホールディングスは、東日本旅客鉄道株式会社と共同で進めている国家戦略特別区域の特定事業「芝浦プロジェクト」のための資金調達手段として、グリーンボンドの発行を決定しました。「芝浦プロジェクト」のグリーンボンドを発行するのは2023年10月中旬頃で、主幹事証券会社は野村證券株式会社です。発行総額は、200億円程度を予定しています。

「芝浦プロジェクト」は、建物の省エネ性能の向上や再生可能エネルギーの導入により、街区全体でのCO₂排出量実質ゼロを目指す大規模複合開発の計画です。約10年間かけて、区域面積約4.7ha、延床面積約55 万㎡という規模を開発します。

具体的には、浜松町ビルディングの立替事業として2021年に着工したS棟と、2027年度着工予定のN棟からなるツインタワーの建設を予定。東京ベイエリアの新たなシンボルとして、国際ビジネス・観光拠点を建設するほか、オフィス・ホテル・商業施設・住宅等も含みます。

なお、野村不動産と東京大学先端科学技術研究センターは基本協定を締結しており、気候変動の「緩和」と「適応」の観点から取組みを進めていきます。

「芝浦プロジェクト」気候変動対策への取組み

本プロジェクトでは、省エネへの取り組みにより、2010 年度の都内大規模事務所の CO₂排出量原単位の実績を基準とし、45%以上の CO₂排出量削減を達成できる見込みです。

また、グループのエネルギー事業による「太陽光発電」「カーボンニュートラル都市ガス」などの導入により、街区全体でのCO₂排出量実質ゼロを実現する予定です。環境認証評価にも積極的に取組み、LEED認証などの各種認証を取得しています。

サステナブル・ファイナンスについて

野村不動産グループは、2028年3月期までの5年間で、5,000億円をサステナブル・ファイナンスで追加調達する方針です。2021年2月に発行した「サステナビリティ・ボンド」や「包括型サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク」に基づく資金調達を行った結果、2023年3月までに約2,000億円の調達を達成しており、累計の目標は7,000 億円となります。

今回のグリーンボンド発行によって、野村不動産グループはサステナビリティに対する方針を示すとともに、ファイナンスを通じた持続可能な社会の実現に貢献していきます。

《編集部》