商船三井、オランダの次世代型浮体式洋上風車スタートアップに出資

株式会社商船三井は、次世代型浮体式洋上風車を開発するスタートアップ企業TouchWind社に出資したことを発表しました。

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商船三井、オランダの次世代型浮体式洋上風車スタートアップに出資
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株式会社商船三井は、次世代型浮体式洋上風車を開発するスタートアップ企業TouchWind社に出資したことを発表しました。

TouchWind社はオランダで設立された浮体式洋上風車開発のスタートアップ企業です。同社の浮体式洋上風車は、傾斜したローターにより風車間の風の干渉を低減し、ウィンドファーム全体の発電効率を改善することが期待されています。また、強風での運転や風車と浮体部分の重量低減が可能で、設備利用率の向上やコストの軽減が見込まれています。

TouchWind社は2019年からオランダ政府や賛同企業の協力を得て、特徴的な風車の原理を実証する試験を行ってきました。オランダ政府企業局からの補助金を受けて、ローター径6m、出力12kWの風車を製作し、2024年から約1年間かけて効果検証試験を実施する予定です。

本出資により、商船三井はTouchWind社の風車の実用化を支援し、将来的にはヨーロッパやアジア域での事業展開を目指します。商船三井は「商船三井グループ環境ビジョン2.2」に基づき、2050年までのネットゼロ・エミッション実現を目標に掲げており、再生可能エネルギー事業の推進を通じて、社会からのGHG排出削減に貢献していく方針です。

《編集部》