ENECHANGEがカナダのGHGモニタリング企業へ出資、脱炭素テックファンドに参画

ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は、JAPAN ENERGYファンド(JEF)が運営するジャパンエナジーキャピタルによる脱炭素テックファンドを通じて、GHGSat社に出資したことを発表しました。

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ENECHANGEがカナダのGHGモニタリング企業へ出資、脱炭素テックファンドに参画

ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は、JAPAN ENERGYファンド(JEF)が運営するジャパンエナジーキャピタルによる脱炭素テックファンドを通じて、GHGSat社に出資したことを発表しました。今回は、シリーズCの資金調達ラウンドとなります。

GHGSat社は、カナダのモントリオールに本拠を置く、温室効果ガス(GHG)排出量モニタリングのリーディングカンパニーです。同社は、自社の衛星と航空機センサーを使用して工業現場から直接GHG排出量を測定し、企業や政府、金融サービスに情報を提供しています。

GHGの中でも特にメタンは、20年間で二酸化炭素よりも86倍の温室効果があり、地球温暖化を制限する上でモニタリングが重要です。GHGSat社のサービスでは、施設レベルのメタン排出をグローバルにモニタリングすることにより排出源を特定し、予測できます。

同社は衛星を含む複数のセンサーや情報源からのデータを統合し、排出パターンとトレンドを分析することで、排出を削減しモニタリングコストを下げています。また、2023年末までに3機と2024年に4機、打ち上げ予定の新衛星において、余剰スペース貸し出しのサービス契約を結んでいます。

GHGSat社のCEOであるステファン・ジェルマン氏は、今回の出資により日本市場とのアクセスが実現し、新たな機会が生まれることに期待を示していました。ENECHANGEの代表取締役CEOである城口洋平氏は、GHGSat社のサービスがGHG排出を削減・停止するための適切な行動を導くことに役立つという確信を語っています。

《編集部》