三井不動産が1,000億円の環境債発行 サステナブルファイナンス累計は国内不動産最大規模

三井不動産株式会社は、日本橋室町三井タワーと日本橋三井タワーの2物件に係るリファイナンスを資金使途とするグリーンボンド(環境債)について、条件を決定したと発表しました。

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三井不動産が1,000億円の環境債発行 サステナブルファイナンス累計は国内不動産最大規模
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三井不動産株式会社は、日本橋室町三井タワーと日本橋三井タワーの2物件に係るリファイナンスを資金使途とするグリーンボンド(環境債)について、条件を決定したと発表しました。

2023年6月には東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワーやOtemachi Oneタワー、日本橋室町三井タワーを対象としたグリーンボンドを発行しており、今回は同社5回目の発行となります。

三井不動産は、2021年11月に発表した「脱炭素社会の実現に向けたグループ行動計画」を資金調達の面からも推進するため、グリーンファイナンスフレームワークおよびサステナビリティ・リンク・ローンフレームワークを策定しています。

今回のグリーンボンド発行により、サステナブルファイナンスの累計額は7,000億円を超えました。国内不動産会社としては、最大規模の金額です。

グリーンボンドの発行日は2023年9月12日で、利率は「三井不動産株式会社 第84回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)」が1.057%、第85回が1.578%、第86回が1.831%です。発行年限は第84回が10年で、以降それぞれ5年ずつ長くなるように設定しています。

同社は、今後もサステナブルファイナンスに積極的に取り組むことにより、資金調達の多様化と持続可能な社会の実現に貢献していくとしています。

資金使途となる物件

日本橋室町三井タワー

DBJ Green Building認証(5つ星)、CASBEE スマートウェルネスオフィス認証(Sランク)を取得しました。「グリーン電力提供サービス」を導入し、日本橋エネルギーセンターを設置しています。

日本橋三井タワー

DBJ Green Building認証(5つ星)を取得した物件です。「グリーン電力提供サービス」を導入して、テナント企業の脱炭素化に貢献しています。

《編集部》

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