MRI、スマホアプリでのCO2削減を支援へ向け実証実験 環境配慮行動に応じてポイント付与し貢献を見える化

株式会社三菱総合研究所(MRI)は、環境省事業の一環として、大阪市・梅田エリアで個人の環境配慮行動を促す実証実験を開始すると発表しました。

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MRI、スマホアプリでのCO2削減を支援へ向け実証実験 環境配慮行動に応じてポイント付与し貢献を見える化
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株式会社三菱総合研究所(MRI)は、環境省事業の一環として、大阪市・梅田エリアで個人の環境配慮行動を促す実証実験を開始すると発表しました。本実証実験では、地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring®」の新機能を提供し、環境配慮行動の実践に応じた「CO2排出量の削減効果」の見える化による効果を検証します。

日本では、消費ベースから見たCO2排出量の約6割が衣食住を中心とするライフスタイルに起因し、1人あたりの年間CO2排出量は7.6tに及ぶと推計されています。カーボンニュートラルを実現するためには、エネルギーを利用する企業・消費者等の需要家一人ひとりが、価値観やインセンティブなどを契機として脱炭素に向けた選択をする「行動変容」が重要です。

MRIは、令和4年度に続き、環境省「令和5年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」の一環として、スマートフォンアプリを用いてCO2排出量の削減につながる環境配慮行動を促進する実証実験を支援します。

実証実験に使用する「Region Ring®」について

対象施設・店舗における環境配慮行動の実践に対して、支払いなどに利用できるポイントを発行します。本年度はユーザーの環境配慮行動の実践に応じた「CO2排出量の削減効果」を見える化する機能を追加。ユーザーは、自らの環境配慮行動の実績や、参加者全員で削減したCO2によって低減した社会コストの確認が可能です。

実証実験の概要

大阪市北区・梅田エリアの6つの商業施設への来館者等を対象に、環境配慮行動の実践に対して店舗での支払いなどに利用できる「グリーンアクションポイント」を付与することにより、環境配慮行動の促進や習慣化を目指します。

特に、今回は環境配慮行動の実践に応じた「CO2削減量」を見える化することの効果を検証します。実施期間は2023年9月4日から12月8日までです。付与された「グリーンアクションポイント」は対象店舗での支払いのほか、阪急阪神おでかけカードのSポイントや、楽天ポイントに交換できます。

対象となる行動

  1. 対象施設への滞在による、家庭内電力消費の低減

  2. 対象店舗での環境配慮行動

MRIは、デジタル地域通貨サービス「Region Ring®」の展開を通じて行動変容に関する知見を蓄積し、全国各地において環境配慮行動の促進に向けた活動や事業に取り組みます。一人ひとりの行動変容の支援を通じて、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素型ライフスタイルの推進に貢献していきます。

《編集部》