デジタル・リアリティ、シンガポールのデータセンターで水使用効率を改善

データセンター事業を世界的に展開するデジタル・リアリティが、シンガポールのデータセンターで新たな冷却システムを導入し、冷却の際に使用する水の削減に成功したと発表しました。

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デジタル・リアリティ、シンガポールのデータセンターで水使用効率を改善

データセンター事業を世界的に展開するデジタル・リアリティが、シンガポールのデータセンターで新たな冷却システムを導入し、冷却の際に使用する水の削減に成功したと発表しました。

DCI electrolysisと呼ばれるシステムで、チラーシステムの冷却塔から排出される廃水の再利用を可能にしたことにより、毎月124万リットルの水の節水に成功したとのことです。さらに、同社で2月にDCI electrolysisを導入して以来、水使用効率(WUE)は 15%改善され、シンガポール公益事業庁のデータセンターの業界ベンチマーク 2.6 Cu.m/MWh を 30%上回っています。

同社のJon Curry氏は、「デジタル・リアルティーは、データセンターが環境に与える影響を最小限に抑えることに全力を注いでいます。この冷却塔のイニシアチブは、水の利用がいかに効率的になるかを示すもので、ほかのデータセンターの指針となることを期待しています。」とコメントしています。

《ニシダ》