ユニリーバが保有するパーソナルケアブランド・ダヴは18日、「Dave Nature Regeneration Project」を発表。リンバ・コレクティブ(Rimba Collective)と共同で、熱帯雨林の保護と再生に取り組みます。
同プロジェクトは東南アジアの熱帯雨林123,000エーカーを対象に、熱帯雨林の保護や生態系の回復などに今後5年間取り組む予定です。資金は、2020年に設立された「Unilever Climate & Nature Fund」から出されます。「Climate&Nature Fund」は10年間で10億ユーロを気候変動対策や自然環境保全、効率的な資源利用などに貢献するプロジェクトに投資すると約束するファンドです。
今回ダヴが共同するリンバ・コレクティブは、NGO、政府、自然保護専門とも協力しており、森林保護資金をサプライチェーンに直接組み込むことで、今後30年間で自然生態系にプラスの影響を大規模に与えることを約束しています。
ダヴのFirdaous El Honsali氏は、「気候変動は私たちが直面する最大の脅威の一つです。何百万人もの人々に愛用されるグローバルブランドとして、我々の事業規模は、環境保全活動や気候変動対策において重要な役割を果たすでしょう」とコメントしています。
熱帯雨林は世界の地表面積の約8%を占め、地球上の動植物種の半分以上が生息しています。さらにNational Geographicによると、アマゾンの熱帯雨林だけでも地球上のおよそ1/4のCO2を吸収しており、温室効果ガス削減や気候変動緩和に向けて熱帯雨林の重要性がうかがい知れます。