象印マホービン、取扱説明書の紙使用量を年間約34%削減

象印マホービン株式会社は、取扱説明書のリニューアルにより、紙の使用量を年間約34%削減したことを発表しました。

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象印マホービン、取扱説明書の紙使用量を年間約34%削減

象印マホービン株式会社は、取扱説明書のリニューアルにより、紙の使用量を年間約34%削減したことを発表しました。

同社は、環境負荷の低減を目的に、取扱説明書における紙の使用量の削減に取り組んでいます。2022年秋の新製品以降、「ホットプレート」「オーブントースター」「空気清浄機」「ステンレス関連商品」のうち、対象となる62品番の用紙サイズや厚みの変更、一部掲載情報の二次元コード化などを実施しました。

その結果、従来の紙の使用量が約53.2トンだったのに対して、2022年下期から2023年上期の使用量は約34.7トンと、約34%削減することに成功しました。

紙の使用量削減は、地球環境問題への対応を進める同社の取り組みの一環です。2023年度より開始した中期経営計画「SHIFT」では、「サステナビリティ・シフト」と題し、カーボンニュートラルの推進や環境配慮型商品の開発を掲げています。

2023年秋の新製品ではさらに「電気ケトル」、「コーヒーメーカー」、「ふとん乾燥機」にも対象を拡大し、紙使用量をさらに削減する予定です。持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷の低い塗料の採用や製品の断熱性能の向上、再生樹脂使用率の向上などにも、取り組んでいきます。

《編集部》